自由診療|茂原市の泌尿器科なら佐藤泌尿器科クリニック|土曜診療

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勃起障害(ED)とは

勃起障害とは「勃起機能の低下」を意味する英語(Erectile Dysfunction)の略です。医学的には「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態が持続・再発すること」と定義されています。勃起が起こらない、陰茎(ペニス)の硬さが不十分、勃起状態が維持できないなど、満足な性交が行えるだけの十分な勃起機能が得られない状態は、いずれも勃起障害となります。
EDは以前から糖尿病や高血圧、動脈硬化などの生活習慣病が大きな原因といわれており、診療では、これらの内科疾患の診断と治療も併せて行う必要があります。
EDは生活習慣病と同様に40代前後から発症率が上昇する傾向があり、加齢とともに有病率も上昇していきます。一方で、勃起障害の低年齢化が進み、20~30代の男性にも心因性のEDが増えています。その要因には性交時の緊張や不安、過去の失敗(トラウマ)、仕事や人間関係のストレス、夫婦や家庭内のトラブル、妊活のプレッシャーなどが考えられています。近年に至っては、EDは若い男性でも起こり得る疾患とされています。

勃起障害の症状

EDは機能的に性交ができない状態のことですが、具体的には次のような症状が認められます。

  • 性的刺激を受けても勃起しない
  • 陰茎の硬さが不十分
  • 性交の途中で陰茎が萎縮してしまう
  • 射精が出来ない

これら勃起障害の症状は勃起のメカニズムと関連しています。
勃起は、

  1. 何かしらの性的な刺激を受ける
  2. 脳から神経を介して陰茎に勃起するよう命令・信号が伝達される
  3. 陰茎の海綿体に血液が流れ込み勃起する

というメカニズムで起こります。この過程で神経と血管のどちらか、あるいは両方が正常に働かなくなり、陰茎海綿体に十分な血液が流れ込まなくなることでEDとなります。

勃起障害の原因(タイプ)

EDは原因によって、4つのタイプに分けられます。

・心因性勃起障害

精神的、心理的な要因で勃起不全や障害が起こるタイプで、比較的若い方にみられます。日々の生活の中で、過度なストレスやプレッシャー、トラウマなどがあると性的な刺激があってもうまく勃起できなくなります。妊娠のための性交がプレッシャーになることもあります。心因性EDでは精神的、心理的な要因を解決することがポイントになりますが、必要に応じてED治療薬を服用して、自信を取り戻しつつ、パートナーとの関係を再構築していくことが治療のステップになります。

器質性勃起障害

身体的な要因で血流や神経に何らかの異常があり、うまく勃起できない状態が器質性勃起障害です。糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病で、血管に負担がかかり、動脈硬化を発症し、血流が悪くなることで勃起障害を起こすことがあります。また、喫煙や過度な飲酒もEDを引き起こす原因と考えられています。器質性EDでは、ED治療薬を服用しつつ、生活習慣を見直し、根本的な持病の治療をしっかり行っていくことが大切になります。

混合性勃起障害

動脈硬化の進行や神経障害などの器質性と、精神的ストレスなどの心因性の原因が混合している勃起障害です。比較的ご高齢の方に多くみられます。

薬剤性勃起障害

何らかの薬を服用している場合、その副作用によってEDが起こることがあります。薬によるものか気になる場合は、医師に確認してみましょう。

勃起障害の原因として考えられる薬剤には以下のものがあります。

中枢神経に作用する薬剤 解熱剤、消炎鎮痛剤、抗不安薬、抗うつ薬、抗精神病薬、睡眠薬を含む向精神薬
末梢神経に作用する薬剤 筋弛緩薬、麻酔薬、抗コリン薬
循環器系に作用する薬剤 不整脈治療薬、利尿剤、降圧剤、血管拡張剤、高脂血症用剤
消化管に作用する薬剤 消化性潰瘍治療薬、麻酔薬、抗コリン薬、鎮けい薬

勃起障害の治療

治療は薬物治療が中心となります。勃起障害治療薬を処方しても心機能などに問題なく安全に服用できるかを確認するため、必要に応じて血圧、脈拍、血液検査、尿検査、心電図測定などを行います。勃起障害治療薬の服用にあたっては、治療中の病気があれば服用できるかを主治医にご確認ください。心臓病などでニトログリセリンなどを服用していたり、排尿障害や高血圧症の薬などを服用していたりする場合、有害な副作用が起こることがありますので必ずご確認ください。

タダラフィルは他のPDE5阻害剤と比べ、食事の影響を受けにくいという特徴があります。食事のタイミングを気にせずに服用することができます。持続時間は最長36時間程度で、服用から30分程度で効果が発現するとされています。
副作用には、頭痛、ほてりや紅潮、消化不良、背中の痛み、倦怠感などが報告されています。

勃起障害治療の費用

ED治療は厚生労働省の認可を受けていますが保険は適用されていません。診察費、治療費、検査費など全額自己負担となります。

自費診療

初診料 2,500円
再診料 1,000円

自費薬

ED治療薬など

シルデナフィル50mg(ジェネリック) 1,000円/錠
シアリス20mg(先発薬) 2,000円/錠
タダラフィル20mg(ジェネリック) 1,400円/錠
グローミン軟膏(男性ホルモン薬) 3,300円/1本(10g)
ポゼット 30mg(ジェネリック:早漏治療薬) 500円/錠
ポゼット 60mg(ジェネリック:早漏治療薬) 700円/錠

AGA

額の生え際や頭頂部の抜け毛が進行する男性型脱毛症です。遺伝や男性ホルモンの関与でヘアサイクルの成長期が短縮されて発症します。
毛髪が細くなってきた、抜け毛が気になるといったお悩みがある場合は、ご相談ください。

AGAの原因

遺伝以外では、DHT(Dihydrotestosterone)がAGA発症と進行に大きく関与していることがわかっています。DHTは、5α-還元酵素によって作られて毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結合します。その際にTGF-βを放出して毛母細胞の増殖や分化を抑制します。頭髪のヘアサイクルでは成長期が通常2~6年とされていますが、AGAでは毛母細胞の増殖や分化を抑制されるため、成長期が数ヶ月程度と大幅に短縮されてしまいます。これによって毛包が成長せずに小さくなって細い毛髪が増え、毛髪が成長途中で抜けてしまうため抜け毛が増えて毛髪の数も減ります。

AGAの進行

抜け毛や薄毛が目立ちはじめるのは、額の生え際、頭頂部、その両方など個人差がありますが、放置していると進行して最終的には全体に毛量が少なくなって薄毛が目立つようになります。
AGAは治療で進行を止めることができます。早めに治療を開始すると治療効果を得やすい傾向があり、薄くなっていることを目立たせずにその状態を保つことも可能です。

AGAの治療

当院では、5α-還元酵素阻害薬(=AGA阻害薬)による治療が可能です。5α-還元酵素を阻害することで、AGAの原因となっているDHTの産生を抑制します。
1日1回の服用は、できるだけ正確に24時間の間隔で服用することが望ましく、毎日決まった時間の服用することをおすすめしています。胃への負担がありませんので特に食後にこだわる必要はありません。服用を開始してから最短でも半年以上経過しないと効果が現れないので、地道な治療が重要です。育毛・発毛剤との併用は、効果が現れはじめたタイミングで開始すると効果を得やすいとされています。
なお、この薬剤は肝機能障害がある方の場合、慎重な投与が必要です。また、男性不妊症の場合、AGA治療はおすすめできません。

AGA治療薬

フィナステリド1mg(ジェネリック) 5,500円(28錠)
ザガーロ0.5mg(先発品) 11,000円(30錠)
デュタステリド(ジェネリック) 6,000円(30錠)